車のクーラントの役割
車にはクーラントと言われる冷却水が必要です。
名前の通り車のエンジンを冷やすための液体でエンジンが搭載されているすべての車に使われています。
クーラント以外にもラジエーター液と言われることがあります。
エンジンは使い続けるとかなり高温になりオーバーヒートする危険もあるので冷却水が必ず必要です。
冷却水が無いとエンジンは10分も使えないと言われています。
クーラントは水道水が使えない
クーラントは水道水でも代用できるといわれることがありますがこれは間違えています。
車が故障する原因になることもあるので絶対に水道水は使わないようにしましょう。
水道水が使えない理由は2つあります。
まずは寒冷地で凍結してしまうことです。
水は凍るのと膨張するためエンジン内部で膨張すると故障する原因となることがあります。
クーラントはきちんと凍らない成分が含まれています。
そのため寒冷地で使っても問題がないのです。
もう一つの理由は水は錆びてしまうことがあるためです。
水道水はカリウムやナトリウムといった成分が含まれておりエンジンの配管を錆びさせる原因となることがあります。
もしも出先でクーラントが必要になったら
車を運転していて大幅にクーラントが不足しているのに気付いたり漏れているのに気付いたりすることもあります。
緊急を要する場合にはカー用品店まで行きクーラントを購入するのが間に合わないこともありますが、そのような場合には応急処置として一時的に水を入れることも問題ありません。
もともとクーラントは原液を水で薄めて使っています。
そのため不足分を水で補充すること自体は問題がないのです。
ただしあまりにも薄くなってしまうとエンジン内部が錆びてしまったりオーバーヒートをしてしまったりすることもあります。
そのためクーラントの代わりに水を入れた後はできるだけ早く中に入れた水を取り除きクーラントを入れなおすようにしましょう。
クーラントは定期的な点検が必要
クーラントは使っているうちにどんどんと蒸発して減ってしまいます。
またホース類にヒビができてしまうとクーラントが減ってしまい急激になくなることもあります。
そこで自分で目視で定期的に点検をしてクーラントが適量であるかどうかとホース類に異常がないかを確認することが望ましいです。
特にクーラントが減っているのに気付かずそのまま走っていてオーバーヒートするとエンジンが動かなくなるだけでなくそのまま煙が出たり爆発したりすることもあります。
他の車に迷惑を掛けないためにも安全に走行するためにもこまめに点検をする習慣をつけておきましょう。
クーラントが減っているかどうかを確認するのが面倒な場合にはきちんと冷却が行われているかどうか確認するために車内にある水温計をチェックする習慣をつけておくのも有効です。